プロレス(最近はドラゲーがメイン)・K-1・総合格闘技 & 絵本について思う事


by ts-1863
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『昔話の深層』(河合隼雄) その2

前回の続きです。
いくつか印象に残った箇所を挙げてみます。(引用or僕なりの解釈ですが。)

 第三章 母親からの心理的自立 ー ヘンゼルとグレーテル
    ・魔女や継母は、母親の悪い面(子どもの自立を妨げる)の象徴だそうです。
     物語に出てくる子ども達は、彼女らの策略をかいくぐり、最終的には退治し 
     ます。つまり、自立を果たすわけです。

 第四章 「怠け」が「創造」をはぐくむ ー ものぐさ三人むすこ
    ・怠け者の耳は、天啓に対して開かれている。
    ・現代の多くの「仕事にむかって逃避」している人たちは、仕事を熱心にし、
     忙しくするという口実のもとに、自分の内面の声を聞く事を拒否している。
    ・退行が創造的なものになるためには、現実を見る自我の力が強くなくてはな
     らない。

 第六章 思春期に何が起きるか ー いばら姫
    ・娘が否定的な母親コンプレックスをもつとき、そこには二つの危険な方向が 
     存在する。ひとつは、母親から早く離れたい気持ちが強すぎるため、男性と
     の関係が生じるのが早く、それはときには肉の世界への下落、すなわち土な
     る母との一体化へとすすみ、結局は否定的な母性の犠牲となってしまう。
     他方、母になることをおそれ、自らの女性性をさえ否定しようとする。この
     場合、臨床像としてわれわれがよく接するのは、思春期拒食症である。
    ・女性の心のなかの男性は、母性を敵対視する。どれほどよい母親をもっても
     思春期の女性が母親をうとましく感じることはよくある。それは、個人的感 
     情を超えるものであり、成長の過程として必要なことでさえある。

                               ーその3へつづく
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by ts-1863 | 2005-06-08 14:48 | 絵本 | Comments(0)